五行の見方 — 多いものより、無いものが効く

ウンニ菩薩 · 四柱推命ガイド

鑑定結果を受け取ると、木・火・土・金・水がいくつずつあると出るだろう。それを見て「私は火が多いんだ」で終わる人がほとんどだ。でも姉さんが五行を見るとき最初に見るのは多い方じゃなく無い方だよ。今日はその理由を整理してあげる。

まず五行とは

命式の八文字はすべて木・火・土・金・水のどれかに属する。これを五行といって、八文字を五つの箱に分けたものが五行の分布だ。

八つを五つに分けるんだから、そもそも均等にはならない。どこかに偏ってどこかが空く。その偏りそのものがその人の形なんだ。

五つはそれぞれどんな力か

五行どんな力か多いと無いと
伸びる力。始めて広げる方広げるだけで畳まない始められない
出す力。表現して燃やす方速く燃えて速く冷める表に出てこない
耐える力。溜めて動かない方淀んで動かない粘りがない
断つ力。整理して切る方簡単に切りすぎる片づけられない
流れる力。回して染み込む方散らかって拡散する融通が利かない

なぜ無い方が効くのか

多い五行は外から見える。火が多い人は会えばすぐ分かる。表現が強くて反応が速いからね。本人も分かってるし周りも分かってる。

無い五行は逆だ。無いものは見えない。一生使ったことのない筋肉だから、それが無いこと自体に気づかないまま生きる。そしてその力が要る場面が来たとき、そこで崩れる。

たとえば金が無い人は、整理して断つ力が弱い。普段は問題にならない。でも関係を整理したり損失を切ったりする場面で、他の人ができることが妙にできない。しかも本人はなぜできないのか分からない。性格のせいだと思ってしまう。

ひとつ誤解を解いておく。無い五行があるからといって欠陥じゃない。 人はもともとどこかが空いている。それを知って備える人と、知らずにやられる人が分かれるだけだ。

均衡が取れていればいいのか

五つが均等にあれば無難だ。どこでも大きく揺れず、たいていの状況をこなす。

その代わり尖った才は薄めになる。一方に寄った人はその方向にずっと遠くまで行くからね。均衡が良い悪いじゃなく質が違う。無難に長く行くのか、一方向に深く行くのかの差だよ。

無いものはどう埋めるか

命式は変わらない。でもその力を他から借りることはできる。伝統的には方位や色を使うけど、姉さんはこっちの方が現実的だと思う。

よくある誤解ふたつ

「無い五行を名前に入れればいい」 — 名前に該当の漢字を使う方法は昔からあるけど、それ一つで盤が変わるとは言いにくい。参考程度に置くのが妥当だ。

「多い五行が自分の強みだ」 — 必ずしもそうじゃない。多すぎるとかえって障る。火が過ぎれば速く燃えて速く冷めるし、土が過ぎれば淀んで動かない。ほどよくあるのが一番で、過剰は欠如と同じくらい問題だ。

まとめ

五行の分布を見る順番はこうだ。何が無いかを先に見て、次に何が過剰かを見て、最後にそれが実生活でどう出ているかを照らし合わせる。

命式全体を見る順番が気になるなら四柱推命の見方に整理してある。五行より十神が気になるなら十神まとめの方だよ。

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